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2012年3月25日 (日)

城崎温泉の味わい方(その4)

部屋全体の雰囲気に合わせて、部屋の細かい部分も和モダンリニューアルされています。

洗面台は、陶器ボウルというスタイルで、ある意味では洋風なのですが、和モダンのジャンルに分類されると思われるデザインです。

洗面台は陶器のボウルで洋風

この感性は、欧米人日本のイメージ欧米文化の範疇から抜け出せずに具現化したものを、日本人欧米風な味わいに刺激されて真似をしたという、とても複雑怪奇堂々巡りによってジャンル化されたという感じがします。

そういう意味では、和モダンっていうのは日本の文化ではなく、あくまでも欧米文化のひとつの形であり、それを日本に輸入したものだと思います。

床の生花挿し方も、和花洋風投げ入れにしてあります。

和花を投げ入れた挿し方は洋風

これも、道具素材を使った欧米飾り方ですね。

部屋の隅に置かれた照明も、裸電球クッキリとしたを出す欧米の手法で演出されています。

照明器具の影の演出も洋風です

素材のを出す場合、日本の文化は太陽や月の光による格子状平行を好む傾向にあり、照明器具のような不等間隔放射状は、あまり見たことがありませんね。

日本では行燈などのように、和紙でシルキーな輪郭のぼやけた影演出することが多く、蛍光灯シーリングライトが造る柔らかな影が好まれるんじゃないでしょうか。

部屋探索はこれくらいにして、外湯へ出かける準備をしましょうか。

この続きは、また今度のお話に。


アメリカン・エキスプレス

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