日本三景 天橋立を楽しむ(その8)
さて、天橋立と言えば文殊さんですね。
三人寄れば文殊の知恵という諺でお馴染みの文殊堂です。
ここは智恩寺というお寺なのです。
山門がとても大きくて立派なお寺ですね。
風格があって、威厳を感じます。
古いお寺って、どことなく神社っぽい雰囲気も感じるところが多いですよね。
寺院と神社って、昔は分かれていなかったんじゃないでしょうかね。
その昔、天橋立神社は智恩寺の境内にあったって言うし・・・、京都市内の清水寺だって地主神社がありますよねぇ。
それを裏付けるかのように、この智恩寺の境内には、本堂(文殊堂)の前に、獅子(狛犬)が一対いるんです。
しかもこの獅子(狛犬)には、角が生えているんです。
狛犬に角があるのは全国的にも珍しくはないようで、左側の口を閉じた阿吽の吽形の狛犬には、縦に2本の角がある狛犬の例が数多くありました。
でもね・・・ここはお寺なんですよねぇ・・・狛犬がいるけど・・・ね。
それに本堂には、鈴ならぬ鐘があり、その造形を見てみると、これは鈴の原型と思われる鈴を平たくしたような形状です。
こんなところも神社っぽいですよね。
さらに、今回の智恩寺を訪ねて、一番気に入ったのがこれです。
本堂(文殊堂)の柱の獅子(狛犬)です。
この彫刻の迫力たるや相当なもので、しばらく見惚れてしまいました。
神社では、一緒に象(獏)も配置されていますよね。
いやぁ~、ここ智恩寺は、実におもしろい。
さて、本堂(文殊堂)に上がらせていただきましょう。
この続きは、また今度のお話に。
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