惜別のトワイライトエクスプレス(第8章 未明に目覚める食堂車)
少しだけ横になるつもりが、すっかり寝入ってしまいました。
目が覚めると4時ごろで、すでに青森駅で折り返し、進行方向が変わった後でした。
GPSデータによると、この日は3時30分に青森駅に到着し、機関車を付け替えて3時38分に発車した記録になっているので、40~50分程度遅れて運行していたようです。
うっかり眠ってしまったことで、食堂車のパブタイムを経験することができず、とても残念でした。
目が覚めてしまったので、サロンカーに出かけてみようかと思います。
未明の車内は、廊下を歩く人は誰も居ません。
ただ、列車の走行音だけが響く、旅情を感じさせる光景でした。
誰も居ないだろうと思い訪れたサロンカーには、数人の方が動画の撮影をされていました。
間もなく突入する青函トンネルを狙っていらっしゃるようです。
撮影の邪魔にならないように、少し離れたソファーで青函トンネルに入るのを待ちました。
GPSデータでは、4時26分6秒に青函トンネルに入って衛星を見失い、5時8分19秒に衛星を再補足していました。
青函トンネルの入口の目印となる青い蛍光灯に気がつかなかったのは、新幹線対応の工事中だからでしょうか?それとも単なる見落としなのでしょうか?
間もなく通過した竜飛海底駅の照明に映し出される線路には、新幹線に対応するための三線軌条を確認することができました。
長い青函トンネルは車窓に変化がありませんので、少し足を延ばして隣の食堂車に行ってみましょう。
誰も居ない食堂車を撮ろうとやってきました。
薄暗い照明にテーブルクロスが静かに揺れ、眠っている食堂車です。
一番奥の両サイドにはステンドグラスがありますが、振り返るとこちら側にも片方だけステンドグラスがありました。
ん?画面の中で何かが動きましたよ・・・。(怖)
営業を終えて眠っていると思っていた食堂車は、もうすでに目覚めていたんです。
朝食の準備をするためか、厨房はスタッフが忙しく動いていらっしゃいました。
パブタイム終了後の片づけを考えると、ほとんど眠る時間のない食堂車ですね。
その供食設備とスタッフのおかげで、快適な旅を味わうことができるんです。
トワイライトエクスプレスって、本当に素敵な列車だと思います。
そろそろ青函トンネルを出るころですね。
自席に戻ることにしましょう。
この続きは、また今度のお話に。






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