惜別のトワイライトエクスプレス(第9章 北の大地の夜明けと列車食堂の朝食)
青函トンネルを出ても辺りはまだ暗く、夜の帳は上がっていません。
もう一度横になってみましたが、目が覚めてしまって眠れませんでした。
函館の街の灯りを右手に見た後、約1時間遅れで五稜郭で折り返し、大沼公園の中を走ります。
ぼんやりと車窓を眺めているうちに、白々と夜が明けてきましたよ。
ほんのりと明るくなってくる空をバックに、木立ちのシルエットが浮かび上がります。
そして、そびえ立つ駒ヶ岳もシルエットとなって、勇壮な姿を見せてくれました。
さっきまでスッキリと晴れていたんですが、北の大地は地域によって天気がコロコロと移り変わっていきます。
だんだんと雲行きが怪しくなり、雪が降り出しました。
雪がレースのカーテンのように視界を霞ませながらですが、北の大地の日の出を見ることができましたよ。
この霞み加減が絶妙で、太陽が見えなくなるわけでもなく、眩しくなく直視できるという、なんとも幻想的な日の出となりました。
夢のような世界をひた走るトワイライトエクスプレスですが、6時からは朝食の案内が始まりました。
3度目の放送案内で、いよいよ朝食の順番が巡ってきたようです。
それでは食堂車に向かいましょう。
以前の朝食は、洋食か和食かの選択ができたんですが、現在は和洋折衷で1種類になっているようです。
個人的には洋食が好みなんですが、朝はオムレツが食べたい性分なので、ちょっと不満の残るところですね。
おかゆも出されるので、和食が好みの人やお腹に優しい朝ごはんが欲しい人には、歓迎されるかもしれません。
メインのプレートは・・・どうでしょう。
個人的には、もっと動物性のたんぱく質で元気をつけたい方なので、好みではありませんでした。
ま、あくまでも個人の好みの問題ですからねぇ。(笑)
おそらくは、このような朝食を毎日召し上がっている方が、この列車に多く乗っていらっしゃることは稀でしょうから、非日常感を味わえる旅らしい朝食だとは思いますよ。
さ、お腹も膨れたし、自席に戻ります。
もうすぐ洞爺に着くようです。
この続きは、また今度のお話に。






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