とうとう381系電車が引退 最後の国鉄色特急が定期運用を退く
昨日30日、日本国内で唯一(?)、国鉄特急色の定期列車として走っていた381系電車が、定期運用を退きました。
思えば、物心ついてから特急列車と言えば、この塗色が当たり前でした。
この憧れの色の列車に乗ることが、ステータスであり、夢だったんですよ。
当時は、まだ急行列車も数多くありましたから、まさに特別急行の貫禄を示すような色使いだったんですね。
その特別急行も、時代の流れとともに、編成のごく一部だった自由席が当たり前のように増やされ、何も特別ではなく単に名称が「特急」という種別の一般的な列車になってしまいましたね。
幼少の頃、SIOUXの憧れは、数年に1度だけ乗ることができたまつかぜ1号でした。
このまつかぜ1号で食堂車を覚え、開かない横長の窓で餘部橋りょうからの景色を覗き、超横長の硬券きっぷ(指定席特急券)を手に眺め、見るものすべてが非日常のスペシャルな特別急行の旅だったことを覚えています。
ですから、今でも一番好きな車両はキハ80系82形(一般的にはキハ82系って言いますよね)なんです。
そのキハ82系と同じ系統のデザインで塗り分けられているから、今回の引退には興味があったんです。
その最後の雄姿を最終日には見ることはできませんでしたが、慌てて最近撮影に行った写真を眺めながら、惜しみたいと思います。
本当は、山陰本線下山駅の京都寄りにある高屋川橋りょうを渡る姿を、下から見上げるアングルで撮りたかったんですけどね・・・。
ちなみに、以前に183系とKTR001型が定期運用を引退するときも撮影しています。
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