ホテル近鉄京都駅に泊まってみた（その４ 基本はしっかりしたホテル）

その１、その２、その３とブログを見ると、鉄オタ向きの変なホテルだという印象を抱かれた方もあるでしょう。

決してそんなワケではなく、ホテルとしての基本性能はしっかりしています。

アサインされた部屋はダブルベッド仕様でしたが、スペース的にはシングルユースに最適な部屋といったところでしょうか。

部屋の広さは１６平米と少し狭いので、ツインだと狭く感じるでしょうね、きっと。

でも、ライティングデスク周りは機能的にまとめられていること、入り口のドア横にクローゼットが設置されていることが相まって、狭くても許せる範囲に仕上がっています。

デスクトップには、コンセント２口に並んで有線ＬＡＮのジャックもありますが、無線ＬＡＮも整備されていますし、テレビもインターネットには繋がっているようでした。

コンセントはベッドの頭上付近にもあって、充電しつつ寝ながらスマホをいじるのに便利でしたよ。

ちなみに灰皿が小さかったので、フロントに灰皿のお替りをお願いしたら、大きめの灰皿を部屋まで届けてくださいました。

水回りは、一般的なユニットバスですが、安っぽい白系単色ではなく、壁面に濃い目の化粧板を使用してツートーンで好感が持てましたし、大きな鏡で圧迫感が少なく仕上げられていました。

ここら辺りは、都ホテルのクオリティーを感じさせてくれます。

アメニティーは、特筆するようなものはありませんでした。

歯ブラシ、髭剃り、折り畳みブラシ、ボディスポンジ、綿棒という品揃えです。

ただ、アメニティーのパッケージはオリジナルデザインのもので、こんなとこに経費をかけているのかと少し驚きでした。

利用するにあたって少々戸惑うのは、専用の供食施設がないことでしょうか。

しかし、一歩外へ出ると京都駅の飲食店街があるので、まったく不便は感じません。

ラブホテルと差別化するために、朝食だけは提供するラウンジがありますが、それとて飲食店街で充分に事足りる感じですね。

一番重要な機能は、なんといっても駅へのアクセスに尽きます。

アクセスったって駅ナカにあるんですから、至極便利です。

近鉄、新幹線は言うにあらず、在来線も、東海道線で大阪・神戸、大津方面、山陰線で北近畿方面、湖西線で北陸方面へと、出張や観光に使えるホテルです。

この日、奈良方面に出かけるため、近鉄を利用するのに簡単で便利でした。

最後に、駅ナカにあることで、電車の騒音や振動を心配される方もあると思いますが、騒音に関しては、窓は２重窓ですし、新幹線がやって来ても気が付かないレベルです。

振動も、よほど神経質でなければ、気にならないと思います。

夜半には新幹線、近鉄は走らなくなるので、夜中全く眠れないということはありません。

夜中の貨物列車が気になるのなら、新幹線側の部屋を希望されるとよいでしょう。

全体的に見て、お勧めしたいホテルですよ。