久しぶりに訪ねる金閣寺(その2 威風堂々の佇まい)
目の前に現れた舎利殿 金閣です。
キラキラ、ピカピカ、キンキラキンです。(笑)
足利義満という人、よっぽど派手好きだったんでしょうね。
もちろん政策的に、自分の権力の大きさを誇示して、心理的な圧力を与えるためにも必要だったのでしょうが、これはやり過ぎなんじゃないですかぁ?
それとも、内乱が続く戦国の混沌とした情勢は、これくらいやらなきゃ威圧できなかったくらい不安定だったんでしょうか。
建立当時のキンキラ具合は判りませんが、バブルで沸いた昭和末期の大改修では、総工費が7億円4000万円、純金約20kgもの金箔が貼られたそうです。
この金閣を目の当たりにした外国人観光客は、Oh~!なハイテンションで撮影に熱が入ります。
ブログで使用する画像には、できるだけ他の人影が入らないものを選んでいますが、この撮影の時、カメラの前には3重層になった記念写真を撮る人々で、実はごった返していたんです。
金閣を撮る、記念写真を撮る、撮影者を交代する・・・と、1組のグループが、それぞれ数分の時間をかけて陣取るワケです。
後から後から入場した人がドンドン来ますから、当然ながら渋滞します。
誘導整理の係員は居ますが、アジアの大国の方々はお構いなしで効果もあまりありませんね。
それくらい金閣を目指して観光に来られているんでしょうね、きっと。
順路は、正面から脇を回り込むように裏手に向かいます。
金色の鳳凰を裏手の近い距離から撮影してみましたが、金色のお尻がピカピカしていましたよ。(笑)
鳳凰は、この建物が日本の国の最高権力者の居所である印ですね。
この鳳凰だけが、焼失を免れた現存する唯一の建立当時のもので、その他の建物は、全て再建されたものだそうです。
近くをぐるりと回った後、順路は折れ曲がりながら金閣から遠ざかっていきます。
間近で見る金閣は迫力満点ですが、少し下がって周りの景色に佇む金閣も良い雰囲気です。
ド派手に見えますが、周りの景色から浮いているというほどの印象はなく、これはこれで周りの景色に調和しているんだなと思えてくるから不思議ですね。
さらに順路を進むと、少し高い位置に登るため、金閣の3階層と同じ目線になる場所がありました。
金閣のイメージは、黄金の国ジパングの煌びやかさ・豪華さ・派手さという印象が強かったのですが、栄華を誇った足利家の没落の抜け殻を見るという意味では、侘び寂びの風景とも言えるような気がしてきました。
さて、金閣ばかりが目につきますが、鹿苑寺の風景をじっくり楽しんでみましょう。
この続きは、また今度のお話に。
| 固定リンク | 0
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 丹後あおまつ号で観光案内の元伊勢 皇大神社を訪ねて 20201125 京都丹後鉄道(丹鉄)大江山口内宮駅(2020.11.28)
- 閉園から7か月 加悦SL広場の今 未だ救世主は現れず(2020.10.31)
- 丹後くろまつ号が小浜線を駆ける【京都丹後鉄道(丹鉄)】(2019.10.27)
- 本日運行開始のハローキティはるかの運行スケジュールは公表されています(2019.01.29)
- 本日のトワイライトエクスプレス瑞風 京都鉄道博物館に展示(2018.06.16)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 8月21日のトワイライトエクスプレス瑞風 全般検査完了 帰還回送 綾部駅(2024.08.25)
- トワイライトエクスプレス瑞風の運行乗務員さんたち(2024.08.09)
- 7月21日のブルーインパルス展示飛行 海の京都 にぎわいフェスタ 天橋立(2024.07.27)
- 【特別編集】夏景色 × 87系トワイライトエクスプレス瑞風 上夜久野~船岡 各駅沿線(2024.07.19)
- アメックス プラチナの誕生日プレゼントは変わり映え無し(2024.07.17)
コメント