京都丹後鉄道の丹後の海で前方展望満喫の旅

久しぶりに京都丹後鉄道（丹鉄）のＫＴＲ８０００形の丹後の海に乗っておでかけしてきました。

新大阪から天橋立に行く場合、福知山線で福知山に向かい、福知山から京都丹後鉄道で天橋立に行くのが通常の思いつくプランですが・・・実は、鉄オタ向きの裏技プランがあります。

新大阪から東海道本線で一度京都に向かい、京都から山陰本線を経由して乗車することをお勧めします。

せっかく丹後の海に乗るのなら、始発の京都からたっぷりと乗って満喫していただきたいです。

水戸岡デザインを体感することもお勧めする理由ですが、新大阪や京都を発着する山陰特急の中で、唯一の前方展望が可能な特急車両であることも、お勧めする理由のひとつです。

この前方展望を体感するためには、指定席車両の１号車の１３Ａか１２Ｂ（後方展望なら６号車の１３Ａか１２Ｂ）の指定席を確保する必要を感じます。

格子模様やロゴマークの摺りガラスで、多少見えにくい感はありますが、前方が見える特急というだけで満足できますよ。

慣れてくると、手前のガラスの模様は次第に気にならなくなり、前方展望が楽しめます。

普通列車なら前方展望のできる車両が多いですが、たくさんの駅を通過しながら迫り来る景観を楽しめるのは、特急列車独特の気持ちが良さがありますよね。

丹後の海に少しくらい長い時間乗るだけのために、わざわざ新大阪から京都を経由してまで行かなくても・・・と思われる方もあるでしょう。

しかし、これには鉄オタ向きの裏技プランたる理由があるのです。

まず、６輌のフル編成が見られるのも、京都から綾部までの区間だけですから、これを見るだけでも鉄オタには京都を経由する価値があると思います。

それに所要時間ですが、福知山線経由でも山陰本線経由でも、実質の乗車時間はほぼ同じなんです。

京都駅での乗り換えに少し余分な時間がかかるだけです。

その上に・・・実は、運賃は少し安くて済むんです。

それは、新大阪から京都までは新快速で快適に移動できるので、この区間は特急料金が必要ないため、京都から先の特急料金だけで済むからなんです。

さらに、新大阪から京都までを新幹線の自由席で移動すると、新幹線が１駅間の特定料金で安い上に、京都から先の特急料金は乗り継ぎ割引が適用されますから、福知山線経由の料金とほぼ同じで、新幹線にも乗れちゃうんですよ。

料金に関しては、丹後の海のみならず、他の特急でも同じですから、福知山線のこうのとりを利用するよりは、山陰本線のはしだてやきのさきを利用する方がお得に移動できるってコトですね。

さぁ、鉄オタのみなさん！

この夏は、丹後の海で日本海におでかけをされてはいかがでしょう！