昨日のトワイライトエクスプレス瑞風 山陽・山陰コース（周遊）

夏休み期間も終わったので、駅撮りもゆっくりできるだろうと予測して、福知山駅に出向きました。

以前に撮影に気を取られ、運転士交代のシーンを撮り逃がしたことがあったので、今日こそはと先頭車の停止位置で待ち構えました。

山陽・山陰コースの場合、福知山駅での運転停車の時間は３分間。

この３分の間に、安全な停止を確認後、次の運転士に支障の無いよう点検、運転席から忘れ物なく退去し、ホームに降り立つと、必要な伝達事項を申し送り、引き継ぐ次の運転士が乗り込みます。

乗り込んだ運転士は、運転の準備を整え、全ての確認を済ませ、安全を確認した後に発車。

これだけの行程が、１８０秒の間に行われるワケです。

これって、なかなかに忙しいでしょうね。

ですから乗り込む運転士は、降り立つ運転士のために、乗務員ドアを先に外から解錠して待ち構えるというサポートを行っています。

歯車のマークをクリックして設定を変更すると、赤青メガネ用立体表示や通常の２Ｄ表示に切り替えができます。

異常などが何事も無ければごく短時間ですが、何か伝えなければならない注意事項があれば、漏れ無しに確実に伝達する必要がありますから、延発も止むを得ない場合もあるかもしれませんね。

安全のために必要な時間は、しっかりと費やすことも大切なことです。

プラットホーム上のＪＲ西日本関係者も、トワイライトエクスプレス瑞風の入線時にはホームの西端で待ち構えて手旗を振り、３分の運転停車の間に各車両の客室に居る乗客に笑顔を見せ、手旗を振りながらホームの東端に移動、そして発車時にはお見送りの手旗を振るという一連の動きをされます。

業務上の対応ではありますが、如何にトワイライトエクスプレス瑞風のイメージづくりを大切に企画されているかが解りますね。

都会の一般客の目に触れる場所だけの広報活動ではなく、こんな一般人は誰も見ていないような田舎の駅でも支社が置かれている体面上、トワイライトエクスプレス瑞風の乗客への歓迎の対応が必要なのです。

もちろんＪＲ西日本関係者だけではなく、一般人も自発的に手を振るなど、沿線を挙げての旗振りや手振りが行われることは、判ってはいても嬉しい感じがしますね。