京都丹後鉄道(丹鉄)の丹後くろまつ号(KTR700形707号機)は、通常は自社線内完結で運行されているダイニング列車です。
福井県小浜市での御食国(みけつくに)・和食の祭典in若狭路2019の開催に合わせて、他社線であるJR西日本の小浜線を25日・26日の2日間限定の特別出張で走りました。
丹鉄の自社線内は単行で自走をする気動車ですが、JR線内はJR西日本のディーゼル機関車であるDE10形の1106号機が牽引して運行されました。
これは、JR小浜線内はJR西日本の運転士が運転するのですが、KTR700形の運転操作などの習熟の機会が無いとか、何らかの事情があるのだと思われます。
丹後くろまつ号が小浜線を走るというだけでも稀な機会のうえに、通常の自走ではなく機関車で牽引というキワモノぶりで、撮り鉄の心を鷲掴みです。(笑)
初日は、かなりの雨降りの平日でしたが、沿線には撮り鉄のオジサンがウヨウヨと・・・。(笑)
雨降りの中で選択した最初の撮影地は、山門前の旧参道を小浜線が横切っている常高寺の石段。
結構有名な撮影地だったんですが、着いてみると他に撮影者は無しだったので、心置きなく撮影ができました。
ただ、予想よりも速度が速く、視界も狭い場所なので、撮影できた映像はほんの一瞬でした。
続いての撮影地は南川橋りょう。
ここは撮影者が多かったのですが、ほとんどの撮り鉄は橋の袂にかぶりつきだったため、少し離れた場所で気に入ったポイントに立つことができました。
ところが、予想以上に踏み切り待ちの車列が長く、最後に目の前にバキュームカーが停まってしまったため、少し視界を遮られる状況になってしまいました。
ここで、午後はトワイライトエクスプレス瑞風を撮りに行くため、ここで退散しました。
2日目は、所用で若狭まで出向くことはできなかったので、秘策を駆使。
前日の朝、プッシュ通知が来たのでスマホでJR西日本の運行情報をチェックしていたら、臨時列車の表示が・・・。
動きから推測して、どうやら当該列車の送り込み回送の様子でした。
で、よぉ~く見ていると・・・なんと綾部駅で15分程も停まっていたんです。
当然次の日も同じ動きだろうと綾部駅に出向くとビンゴ!
他の撮影者もなく、ゆっくりと撮ることができました。
今回は天候と所用のため、若狭の海をバックに丹後くろまつが走るという映像は撮れませんでしたが、稀な機会に遭遇できた貴重な映像になりました。


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