昨日のトワイライトエクスプレス瑞風 山陽・山陰コース（周遊）

今までの恵まれなかった天候を一気に返上しても余りあるくらいの晴天、文句のつけようもありません。

この晴天に、どこで撮ろうかと悩んだ結果、低い夕陽に照らされるトワイライトエクスプレス瑞風を撮ろうと思い、質美川橋りょうを臨むお立ち台へとやって来ました。

２週間前に撮ったばかりですが、今年見つけたこの場所が気に入っているのと、２週間後の運行時には日入時刻との兼ね合いで、山の陰に入ってしまって輝きが撮れなくなっているかもしれないと思い、撮りに出向きました。

前回は、５分前に雲が晴れたばかりで陽光も弱かったんですが、今回はしっかりとした陽光で照らしてくれました。

落日ギリギリの低い位置の夕陽を浴びて、トワイライトエクスプレス瑞風の車体色が正に黄金色に輝く様は、大変に美しいものでした。

また、コンクリート橋とは異なり、鋼製の鉄橋を谷間に轟音を響かせて渡る姿は威風堂々。

ＪＲ西日本のフラッグトレインとしての貫禄を感じます。

質美川橋りょうを渡った後は、下山駅での４分間の運転停車の間に、高屋川橋りょうを見上げる川岸に移動しました。

今回は、前回以上にシルエット状態が期待できます。

いつもは行き違い列車の特急はしだて７号が若干遅れることが多く、４分間と言えども余裕があるんですが、今回は早着かと感じるくらいのタイミングでやってきて、機材の設置にあたふたとしました。

下山駅での離合から発車までを撮る余裕はなく、発車をしたばかりのトワイライトエクスプレス瑞風を追う余裕すらなく、高屋川橋りょうを渡る姿を収めることに専念しました。

若干は車体の色が解りますが、ほぼシルエット状態で撮ることができました。

質美川橋りょうと同様に轟音を響かせて渡っていくトワイライトエクスプレス瑞風は、同じ列車ながら黄昏の空にシルエットで浮かぶ姿になると、鉄橋を渡る音もどこか哀愁を漂わせるように感じるのは、気のせいでしょうかね。

これからは冬天気の日が多くなるので、また撮影地を選ぶのが難しくなりそうなのが悩みどころです。