一昨日のトワイライトエクスプレス瑞風 山陰コース（上り）

今年最後の山陰コースの運行となりました。

お天気は、申し分のない晴れ。

ぜひとも順光の撮影地で、陽光を浴びて輝く車体のトワイライトエクスプレス瑞風を撮りたいものです。

しかし、この時期は「冬至十日前」に近い、一年のうちで最も日没時間の早い時期です。

山あいにある丹波地方は、低い太陽の位置から落とされる山影が、早い時間から忍び寄って来ます。

１５時にもなれば、すっかり夕方の景色となってしまうのです。

そんなこともあって、撮影地は福知山駅を選びました。

入線時刻は１４時１９分と早い時刻で、８分間もの運転停車時間があるため、ゆっくりと撮れるからです。

しかし、入線を順光で撮ることが可能な３番のりばはプラットホームが短く、停車したトワイライトエクスプレス瑞風の７号車くらいまでしか長さがありません。

停車後は、仕方なく入線する２番のりばに移動をしますが、真逆光となってしまうため、あまり好ましくはありませんね。

それでもせっかくの機会ですから、トワイライトエクスプレス瑞風を間近で眺めさせていただきました。

この季節だからこそ、ちょっと期待して５号車のサロン・ドゥ・ルゥエストの窓から車内を覗かせてもらいましたが、残念ながら未だクリスマスツリーが飾られているようには見受けられませんでした。

そんな寄り道をしていたもんですから、運転士さんの交代には間に合わず、今回は動画でご紹介することはできません。

８分間もの時間がありますから、ゆっくりと先頭車へと向かいます。

ＪＲ西日本の職員さんがお見送りのために整列されていますが、カメラを持ってその後ろを通る時には、屈んだり避けたりしてお心配りをいただき、ありがとうございます。

発車時には、トワイライトエクスプレス瑞風の屋根に設置されたスピーカーで、４号車の車掌室から出発する旨の放送があります。

ゆっくりと動き出し、残りあと少しの旅路を、終着に向けて走って行きます。

ＪＲ職員さんは、トワイライトエクスプレス瑞風が福知山城の建つ丘の向こうにその姿を消すまで、ずっと手や旗を振り続けてお見送りをされます。

さて、次の撮影地の船岡まで車を走らせることにしましょうか。