福知山駅で運転士交代のための運転停車を行うトワイライトエクスプレス瑞風
明智光秀が丹波国を平定し、領地を治めるために築城した福知山城。
その福知山城から見下ろせる場所に、福知山駅があります。
この福知山駅で、トワイライトエクスプレス瑞風は、山陰コース(下り)の時にはおよそ2分ほど、山陰コース(上り)の時にはおよそ3分ほど、山陽・山陰コース(周遊)の時にはおよそ8分ほど停車します。※令和3年2月17日以降の運行再開時点では変更になっている可能性があります。
この福知山駅から綾部駅までは複線区間ですから、行き違い列車の待ち合わせも必要ないのに、なぜ必ず停車するのか。
それは、運転士が交代するために停車する、運転停車というヤツです。
せっかくのこの機会を利用して、時々、運転士の交代をされる様子を撮影させていただいています。
トワイライトエクスプレス瑞風は、この列車の運用のために新造された87系気動車の外観、豪華な内装設備や客室乗務員による上質なサービスが話題になりますが、もちろん直接的に運行に携わる業務の運転士さんや車掌さんも乗務をされています。
今回は、中でも鉄道好きの小さな子達の憧れの的である運転士さんにスポットを当ててみました。
JR西日本のフラッグシップ(フラッグトレイン?)=看板列車であるトワイライトエクスプレス瑞風は、全てに渡る上質なサービスを提供するため、列車の運行に関しても安全で快適かつ、上質な乗り心地である必要があります。
乗務される運転士さんは、上質な乗り心地を提供できる運転技術を有する選ばれし精鋭の方々なのだと思います。
山陰本線は偉大なるローカル線。
路盤や線路は、東海道本線や山陽本線のようには強固な保線がされているワケではありません。
しかも、一般的な気動車のように、編成の全ての車輌に動力があるわけでもなく、電車の場合でもかなり稀な10輌中の6輌が無動力の付随車という構成です。
4輌の動力車が高い精度で統括制御ができているとは言え、機関車と客車で構成されたプッシュプル運転の5輌編成を2編成つなげて併結運転をしているような構成なのです。
それなりにクセのある走りをすると思われますから、その挙動を理解してねじ伏せつつ上質な乗り心地を実現するには、高い運転技術が必要だと思うのです。
そんな特殊な環境の列車を、さも何事も無いように高いレベルで操ることのできる運転士さん。
一度、その上質な乗り心地を味わってみたいものです。







最近のコメント