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2020年10月31日 (土)

閉園から7か月 加悦SL広場の今 未だ救世主は現れず

加悦SL広場は、京都府丹後地方にあった私鉄加悦鉄道(大正15年~昭和60年)の所有していた車輌等を展示していましたが、令和2年3月31日をもって閉園されました。

加悦鉄道は、主には大江山鉱山からのニッケル鉱石輸送担いつつ旅客輸送行っていたのですが、ニッケル採掘中止、国鉄宮津線貨物輸送廃止に伴って経営見通し立たなくなり、全線廃止されています。

展示に関しては、昭和52年に当時の加悦駅構内所有休車展示始め平成8年には現在の大江山鉱山駅跡移転日本における鉄道文化輸入発展語る上で、非常に貴重歴史的資料となり得る車輌展示されていました。

長らく親しまれてきたのですが、展示車輌施設老朽化に伴い、維持管理困難となり、惜しまれつつ今年3月31日閉園となっています。

閉園直前には、コロナ禍にあっても多くファン来園し、SIOUXの知る人気YouTuberさん達自身来られた時の動画投稿されています。

・・・閉園から7か月経ち閉園前には動画投稿のあったYouTubeも、その後新たな投稿ないため、最近の実情知る術ありませんでした。

そこで一念発起

実際現地へと出向き現状見てきたというワケです。

Snapshot604

現在の状況はというと・・・入り口封鎖され、注意喚起看板立てられていました。

には入れませんが、隣接する国道歩道橋から覗うことが可能です。

Snapshot605

ブルーシート目立ち雨水侵入による劣化腐食防ぐ手法は執られていますが、それも全てではなく最小限の範囲です。

風雨に晒されるとブルーシート自体劣化をしますから、いずれ破れ雨水侵入するでしょう。

Snapshot606

このブルーシートだってタダではありません

交換するには、ブルーシート代人件費必要です。

車輌たちは、この状態でいつまで持ち堪えることができるでしょうか・・・。

この施設受け継ぎ引き受けてくれる探す努力続けられているかもしれませんが、この7か月の間大きな動きない様子です。

間の悪いことに、オリンピック特需潤うハズだった2020年は、新型コロナウィルス感染という大事件で、一転大打撃の年となりました。

経済冷え込みこの施設引き受けてくれる余裕のある個人企業期待できませんね・・・。

文化財的価値も、美術品絵画のように、金銭換算できてこそ価値であると考える人ほとんどです。

この車輌たちには、そんな金銭的価値見出す人居ないでしょう。

未だ現れぬ救世主

この施設は、今後どうなっていくのでしょうか。

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