久しぶりに運行されたタンゴエクスプローラーが由良川橋りょうを渡りました

通常は西舞鶴運転所で留置されている京都丹後鉄道（丹鉄）のレジェンドであるタンゴエクスプローラー。

ＫＴＲ００１形というトップ形式番号からも、その威厳が感じられます。

記憶が間違っていなければ、今年の５月に新型コロナの影響で減便となった車輌に留置場所を譲って、福知山運転所に疎開留置された時以来の本線運行ではないかと思います。

営業列車としての運行は、今年の２月にＫＴＲ８０００形の丹後の海で運用される自社線内完結の特急たんごリレー号他の代走をして以来となるのではないでしょうか。

長らく走る姿を見せてくれなかったワケですが、前日に試運転を済ませた後、１１月１５日に団体貸切による臨時列車として、京都丹後鉄道（丹鉄）の全線を走破する企画で運行されたんです。

定期列車の代走運用では網野までしか運行されないため、網野～豊岡の区間を駆け抜けたのは、本当に珍しい機会だったと思います。

朝からずっと撮影をしたかったんですが、所用のため夕方からしか撮影に行けず、結果的に由良川橋りょうを渡る姿を撮るだけというワンチャンスしかありませんでした。

詳細なダイヤを知らずに向かったため、正確な時刻が判らずに待っていたところ、その待機中にやって来た丹後くろまつ号も撮影できたというオマケが付きました。（＾＾）Ｖ

ウチのブログでも代走運用の記事を何度も掲載していますが、懸命の整備にもかかわらず不具合が頻発している状況で、いつまで走り続けてくれるのか不安が募ります。

後からＴｗｉｔｔｅｒを見れば、この当日にも不具合があったようで、今後の定期列車としての運用はもちろんのこと、代走運用としても厳しい状況になりつつあります。

ＪＲ線に乗り入れなくなってからはＪＲ西日本の車輌検査を受けておらず、この頃から一気に朽ちてきた感があるタンゴエクスプローラー。

３０周年の今年が終われば、その後は一体どうなってしまうのでしょう。

しばらく前までは、乗れる今のうちに乗っておくべき車輌と言い続けてきましたが、どうやら見ることができる今のうちに見ておくべき車輌となりつつあると強く感じました。