加悦鉄道の廃線跡めぐりを前面展望で全区間完乗してきました

加悦鉄道（大正１５年～昭和６０年）は、激動の昭和の時代に京都府北部の丹後地方を駆け抜けた地方鉄道です。

大江山鉱山からニッケル鉱石を運ぶ貨物専用線で発足し、その後に旅客輸送も担いました。

残念ながら、現在は線路は撤去されていて、その面影は残っていません。

しかし、線路が敷設されていた路盤に自転車道が整備された加悦岩滝自転車道があって、廃線となったほとんどの区間をそのまま辿ることが可能です。

距離は８ｋｍ少々ありますので、道の駅シルクのまちかや、与謝野経観光協会（旧加悦町役場），京都丹後鉄道与謝野駅のほか３か所、合計６か所の相互で貸出や返却が自由なレンタサイクル（１回２００円）を利用して巡るのがおススメです。

地形的にアップダウンの少ないほとんどが平坦で、体力に自信のない人でも無理なく気軽にチャレンジできます。

そもそも線路が敷いてあったんですから、列車が走行できる範囲の勾配しかないワケで、極端な急坂などはあるハズもありません。

天気の良い日は、気持ちよくサイクリングできますよ。

また自転車道沿線で耳を澄ませば、この地域の地場産業である絹織物を生産する町工場の織機の音を聞くことができます。

町工場の就業時間でないと織機は動いていませんので、休日に聞くことは難しいですが、平日の日中で昼休みを除けば、カシャンカシャンという風情のある織機の音を楽しめます。

思った以上に楽しめますし、お手軽なので、ぜひチャレンジしてみてください。