昨日のトワイライトエクスプレス瑞風 山陽・山陰コース（周遊）乗務員訓練・試運転

桜の花があちらこちらで咲き始めています。

北近畿地区では気温そのものが低めであるうえに、山間地であるため日当たりの関係で開花の時期はバラバラです。

同じ種類の桜でも、日当たりの良い場所は早く咲くし、山影にある桜は１週間以上遅く咲きます。

今回は、まだ咲き始めで物足りないような見映えの桜が多く、そこそこ咲いている場所を探して、和知駅の山手側に陣取りました。

桜を見下ろすように俯瞰する目論見でした。

ところが、直前になって下夜久野～上川口で倒木があり運行見合わせの情報が入り、トワイライトエクスプレス瑞風の通過時刻が全く分からなくなってしまいました。

陽の当たる向きが変わってしまうので早々に諦めて撤収し、線路沿いに福知山方面に向かって、運行再開になった時点で撮影する作戦に変更。

沿線で桜のある撮影場所は、だいだい頭に入っているので、運行再開の情報が入るとすぐに場所を決定し、今回の松原踏切での撮影になりました。

ここは、桜だけではなく、紅木蓮（紫木蓮）も咲いていて華やかです。

ただ、ダイヤは大混乱で、いつやって来るのかは、さっぱり全く判りません。

でも、デジタル機器の時代は素晴らしく、列車の走行位置を知らせてくれる情報サービスがＪＲ西日本から提供されています。

そのお陰で、どこの駅間にどんな列車が居るか程度は知ることができました。

ただし、残念ながらトワイライトエクスプレス瑞風は、この情報の提供対象外ですので表示されませんが、逆に他の列車が表示されている区間には瑞風は居ないことが推測できます。

今回も、数々の列車が往来した後、空いた隙間にトワイライトエクスプレス瑞風が居て、付近に列車の表示がされていないのに突然に踏切が鳴り始め、トワイライトエクスプレス瑞風が駆け抜けていきました。

ここのところ沿線火災や倒木で、なかなか本来のダイヤどおりに運行ができていないので、デフォルトの運行スケジュールのシミュレーションとしては不適切だったかもしれませんが、アクシデント発生時の対応などの思わぬ事態のシミュレーションとしては有意義だったのではないでしょうか。