２月２１日のトワイライトエクスプレス瑞風 山陰コース（上り）第２日目 上川口駅で運転見合わせ抑止

この日の天候は、穏やかな曇り空で、特に荒れている認識はなかったんですが、山陰本線の園部～福知山が大雪による倒竹の影響で、朝から運転見合わせの情報が流れていました。

午前中は、運転再開の見込みは夕方という漠然とした情報でしたが、お昼過ぎの時点で、運転再開が１６時ごろという具体的な時刻の情報が発表されました。

ということは、トワイライトエクスプレス瑞風が福知山駅へ定刻に到着してもその先には進めないことになりますし、状況によってはツアーの催行継続が危ぶまれる状態となりました。

福知山線と山陰本線の福知山以西は、若干の遅れはあるものの、概ね通常の運転がされていますから、長時間に亘って福知山駅に留め置くほどのプラットホームの余裕はないと思われます。

となると、その手前の待避できるプラットホームが空いている駅で抑止されることになると想像できます。

この時に、既に江原駅まで到達していることは判っていましたから、その後に待避と抑止ができそうな駅を探しました。

待避と抑止が可能な駅として八鹿駅、和田山駅、上川口駅の３つの駅が考えられましたが、運転再開後に可能な限り目的地に早く到着させるためには福知山駅に近い方が有利であることから、上川口駅での抑止を予想して急いで向かいました。

結果、予想どおりに上川口駅の３番のりばに待避し、その後は長時間の抑止となりました。

実は、１６時１０分以降の福知山～東舞鶴が運転再開された時点で、福知山駅まで瑞風を進めて乗客を瑞風バスに移乗させるか他列車に振り替え、瑞風は福知山駅のプラットホームを明け渡すために、綾部駅まで進んで空いている３番のりばに抑止することは可能だったハズですし、綾部駅で瑞風バスに移乗することも可能だったハズなんですが、その選択はされずに１９時２２分の園部～綾部の運転再開に合わせ、１９時前まで４時間半余りの抑止という結果になりました。

最終的には、結果オーライでしたが、ツアーの安全な催行とスケジュールを順守する観点から見ると、その判断については多少の疑問を持たざるを得ません。

気象条件が安定はしていたものの、悪天候時の日没後に予定を変更した移動はリスクが増す傾向にあるため、もっと早い時間帯に判断を下すべきだったと感じます。

ただ、たとえスケジュールが遅れてもトワイライトエクスプレス瑞風という特別な列車に乗り続けていたいと思う乗客の意向を汲んでの判断だろうとは思います。